抄録
C1 資化性脱窒菌 Hyphomicrobium denitrificans の亜硝酸還元酵素(HdNIR)は、一次構造上、一般的な銅含有亜硝酸還元酵素と相同なカルボキシ末端側ドメイン(C ドメイン、分子量 ~35 kDa)とブルー銅蛋白質に相同なアミノ末端側ドメイン(N ドメイン、~12 kDa)を併せ持ち、C ドメイン単独でも生理的電子供与体シトクロム c から電子を受け取って十分な酵素活性を示すことがわかっている。本研究では、まだ機能が未知な N ドメインとそこに存在するタイプ1銅(T1CuN)の役割を解明することを目的に、T1CuN 配位アミノ酸残基に変異を入れ銅の酸化状態を固定した試料を用い、その構造や機能について簡単な調査を行った。