SPring-8/SACLA利用研究成果集
Online ISSN : 2187-6886
Section A
ボストン美術館所蔵日本の木彫像における樹種識別調査事例
田鶴 寿弥子メルツ メヒテル伊東 隆夫杉山 淳司
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2020 年 8 巻 3 号 p. 506-508

詳細
抄録
東アジアの木彫像は歴史的背景等により国外にて保管されているものが少なからずあり、現在欧米の様々な美術館・博物館などに保管されている木彫像の樹種調査を進めている。本研究では、アメリカ合衆国のボストン美術館での木彫像群の調査のうち、日本の木彫像3体から採取された非常に小さな試料に、SPring-8 の BL20XU でのシンクロトロン放射光X線トモグラフィーを適用して樹種識別調査を行った。その結果、Chamaecyparis obtusa が使用されていることを明らかにした。
著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top