抄録
ポリオレフィン原料樹脂パウダーの水抽出物の異味について検討した。原料パウダーに等量の純水を加え、25℃、24時間振とうして可溶性成分を抽出した。抽出溶液に窒素ガスを吹き込み揮発性成分をテナックスで捕集し、GC、GC-MSで分析した。揮発性物質として、アルコール、アルデヒド、ケトン、炭化水素、エステルからなる55成分を同定した。揮発性成分を除去した溶液の異味は著しく低減し、揮発性成分特に含酸素化合物が異味に大きく関与していることが明かとなった。
原料パウダー中に窒素を通気して揮発性成分を除去すると、意味の低減に効果的であった。