日本包装学会誌
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ガス置換包装における食品関連細菌の挙動
藤井 建夫杉本 和弘奥積 昌世
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1993 年 2 巻 3 号 p. 167-172

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抄録
ガス置換包装の食品関連細菌の増殖に及ぼす影響を調べた。まず、供試菌20菌株を寒天平板上に接種し、4種の気相(100%CO2,60%CO2-40%N2,100%N2,含気)で10℃培養した結果、CO2は全供試菌株に対し増殖抑制効果がみられ、とくにBacillus sucillus,B.cereus,Pseudomonas fluorescens,P.aeruginnosa,Alteromonas haloplanktis,A.putrefaciens,Staphylociccus aureus等の好気・通性嫌気性菌の増殖を阻止したが、Esherichia coli,Salmonella thyphimurium,Proteus morganii,Streptociccus faecalis,Clostridium botulinum等では培養後7~14日目には弱い増殖がみられた。CO2のBacillusに対する作用は致死的と考えられた。CO2に比べN2の抑制効果は弱かった。  次に、魚肉中での食品衛生細菌の増殖に及ぼすガス組成の影響を10℃で調べた結果、E.coliとS.thyphimuriumは100%N2では生菌数の増加がみられたが、CO2存在下では増殖が抑制された。S.aureusはCO2存在下では菌数が徐々に減少した。Vibrio parahaemolytycusでは低温による影響が大きく、いずれのガス組成でも生菌数は減少した。
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© 1993 日本包装学会
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