日本包装学会誌
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蓄積疲労を考慮した青果物のための新たな損傷予測理論の構築(第 1 報)
北澤 裕明 佐藤 達雄長谷川 奈緒子李 艶ぃ石川 豊
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2012 年 21 巻 2 号 p. 125-132

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抄録
衝撃による青果物の損傷予測において、任意の衝撃加速度(Acc)と、これに対応する損傷度(D)との関係を S-N 曲線を応用することにより示すモデルが提案されている。このモデルでは衝撃印加時において Acc と対になる速度変化(Vc)が異なることにより、衝撃1回当たりの D が変化することが想定される。多様な包装および輸送条件に対応した 損傷予測モデルを構築するためには、Vc と Acc の組み合わせと D との関係を明らかにする必要がある。そこで、種々の落下高さと緩衝材の組み合わせにより何パターンかの Vc と Acc の組み合わせを作成し、それらの違いがイチゴ果実の損傷発生に及ぼす影響を調査した。その結果、Vc と Acc の組み合わせにより、衝撃 1 回あたりの Dが変化することが明らかとなった。この結果に基づき、Vc および Acc を考慮した、繰り返し衝撃による青果物の損傷発生を予測する理論の構築を進める。
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© 2012 日本包装学会
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