抄録
宅配便で輸送される荷物に作用する衝撃力の実態を計測した。特に「ワレモノ」貨物と「普通」貨物に作
用する衝撃の違いについて注目した。環境レコーダをダミー貨物として、衝撃力の計測を行った結果、荷
物に「ワレモノ」と表示しても必ずしも衝撃力が小さくなるとは限らず、大きな衝撃は荷物の仕分け作業
時に発生していることが明らかになった。さらに宅配便の利用実態に関するアンケート調査を行った。こ
れより、利用者のほとんどは、「ワレモノ」と荷物を指定することで、より丁寧な荷扱いを期待しているこ
とが明らかになった。以上の結果より、宅配便における「ワレモノ」の荷扱いについて、利用者が抱いてい
るイメージと実態にはずれがあることを明らかにした。