理学療法の科学と研究
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報告
高齢脳卒中患者の「退院」の現状
-平成21年度千葉県脳卒中患者動向調査より-
田中 康之
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キーワード: 脳卒中, 高齢者, 退院指導
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2011 年 2 巻 1 号 p. 2_41-2_45

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抄録

 【目的】平成21年度千葉県脳卒中患者動向調査から高齢脳卒中患者の転退院先の現状と退院に向けた支援の在り方を検討する。【方法】県内の脳卒中対応医療機関等211病院を対象に,平成21年9月に退院した脳卒中患者の退院時病床,転退院先,modified Rankin Scale(以下,mRS),等について調査票調査を実施した。【結果】調査票は126病院(59.7%)から65歳以上の高齢脳卒中患者1015人分が回収できた。一般病床からの退院が最も多く705人(69.5%),次いで回復期病床が146人(14.4%)等であり,退院先は在宅が469人(46.2%)と最も多かった。一般病床からは,在宅への退院が338人(47.9%)と最も多かったが,施設等への退院も85人(12.5%)であった。回復期リハ病床からは在宅への退院が90人(61.6%),救急算定病床からは在宅への退院が20人(33.3%)であった。mRSは,在宅へ退院した469人中319人(68.0%)がGrade0からGrade2であった。【考察】高齢脳卒中者を在宅へ退院させる役割として回復期リハ病床の役割の大きさや,一般病床の脳卒中に関わる役割の大きさや多様性が伺われた。また,在宅退院者の約7割は日常生活に支障が無く,その再発予防やリハビリテーション,長期予後に配慮した退院支援が必要と考えられる。

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© © 2011 一般社団法人 千葉県理学療法士会
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