2016 年 7 巻 1 号 p. 7_9-7_13
【目的】通所リハビリテーションにおいて,リハビリテーション会議と訪問指導による介入がもたらす効果を一症例において検討した。【方法】対象は,発症から約6ヶ月後に通所リハビリテーションを利用開始した70歳代の脳卒中者とした。リハビリテーションマネジメント加算Ⅱに基づきリハビリテーション会議および訪問指導を実施した。介入経過より,多職種での情報共有と実際の生活場面への介入の可否を評価した。【結果】リハビリテーション会議では,本人の希望や介入方針を多職種で共有できた。訪問指導では,自宅での問題点を抽出し,「玄関を家族介助にて歩行で移動する」という生活に即した目標の立案ができた。さらに自宅にて介助指導を行うことで,目標達成に至った。【結論】リハビリテーション会議と訪問指導による介入は,多職種での情報共有と実際の生活場面への介入に寄与し,生活に即した目標立案と目標達成の一助となる可能性が示唆された。