2016 年 7 巻 1 号 p. 7_15-7_19
【目的】小児呼吸理学療法(以下:小児RPT)の介入方法や効果判定方法の検討に向けて,複数施設間での情報共有・連携をしていくため,千葉県内における入院児に対するRPT実施状況を調査する。【方法】県内で小児科の入院病床を有しリハビリテーション科がある30施設を対象とし,郵送にてアンケート調査を実施した。【結果】30施設中19施設より回答が得られ,内12施設で小児RPTを実施していた。年間の処方数は1件の施設から300件の施設までみられ,基礎疾患(脳性麻痺や神経筋疾患,心疾患)を有する児だけではなく,基礎疾患を有さない喘息や肺炎,気管支炎などの罹患児に対して介入していた。その中で,介入方法や他施設との連携,経験面などで様々な課題がみられた。【結論】県内で小児RPTを実施している施設はみられたが,課題もある。課題を解決していくには,多施設での治療方法や効果判定の共有などを含めた小児RPT施設・セラピストの連携が必要である。