ソフトウェア・シンポジウム論文集
Online ISSN : 2758-8572
ソフトウェア・シンポジウム2024
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オープンソースソフトウェアでのChatGPT提案コードの再利用動向分析
会議録・要旨集 フリー

p. 22-31

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抄録
ChatGPT のような大規模な言語モデルの登場は,ソフトウェア開発の状況を一変させた.ソフトウェア開発におけるChatGPT の利用は普及しており,GitHub 上のオープンソースプロジェクトにおいては,ChatGPT を使用して提案されたコードを再利用している場合がある. 本研究では,ソフトウェア開発におけるChatGPT の利用動向を明らかにする.具体的には,まず,ChatGPTが提案したコードは開発者によってどのように再利用されているかを,次に,開発者はChatGPT が提案したコードを再利用するまでにどの程度の回数ChatGPT と会話しているかを調査した. 調査の結果,ChatGPT が提案したコードは開発者によって再利用される際,修正せず再利用されることが最も多く,次に,コードの機能的な修正をして再利用されることが多いとわかった.また,開発者はChatGPT が提案したコードを再利用するまでに,複数回ChatGPTと会話していることが多いとわかった.さらに,その会話回数は,修正せず再利用するとき,少なくなる傾向にあり,機能的な修正をして再利用するとき,多くなる傾向にあるとわかった.
© 2024 本論文著者
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