2022 年 7 巻 p. 20-27
宇宙太陽光発電の建設及び軌道維持には,大量の推進剤を消費する.大量輸送に適した推進機として,小型水ホールスラスタの開発が進められている.主放電部であるアノードは水による放電に成功し,放電電力130 W,推力3.4 mN,比推力460 s程度の性能と概算された.電子供給部であるカソードは発光分光測定が行われ,消費電力110 W,電子電流490 mA程度の性能と概算された.今後は,アノードの放電維持およびカソードの電流引き出しを行った上でカップリング作動を行う予定である.