特定放射光施設利用研究成果集
Online ISSN : 2760-5434
Section A
走査型X線後方散乱回折顕微鏡の構築と結晶方位マッピング解析手法の検討
石上 啓介隅谷 和嗣梶原 堅太郎加藤 涼木田 潤一郎丸山 涼上里 幸平杉山 将崇津川 嵩史塚本 晨田村 隆治松浦 裕中村 哲也
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2026 年 14 巻 2 号 p. 99-106

詳細
抄録
 走査型X線後方散乱回折 (XBSD : X-ray Back-Scattered Diffraction) 顕微鏡システムを構築し、BL39XU を利用して一連の開発実験を行った。XBSD 法は、ナノ集光X線を試料に照射し、二次元検出器を用いてX線回折像を取得しながら試料位置を走査することで結晶構造情報を高速マッピングする手法である。本装置を用い、結晶方位情報に基づく結晶粒分布像を、計測中にリアルタイムで表示する方法を確立したほか、蛍光X線検出器を併用して XBSD 観察領域の元素濃度分布情報を同時に取得する計測システムを構築した。本研究では、主に Nd-Fe-B 焼結磁石試料に対して XBSD 測定を行い、結晶粒分布を取得した上で、結晶方位分布を可視化するための解析法について、その課題も含めて検討した。
著者関連情報

この記事はクリエイティブ・コモンズ [表示 4.0 国際]ライセンスの下に提供されています。
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0/deed.ja
前の記事 次の記事
feedback
Top