表面科学学術講演会要旨集
第31回表面科学学術講演会
セッションID: 15P-16S
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12月15日(木)
超音速酸素分子線で形成されたNi(111)酸化表面における化学結合状態の並進運動エネルギー依存性
*井上 敬介寺岡 有殿
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抄録
Ni(111)表面を超音速酸素分子線を用いて酸化し、放射光光電子分光で表面酸化状態を観察した。酸素分子線照射とNi3p、O1sの内殻光電子スペクトル測定を繰り返すことで、各並進エネルギーにおける酸素吸着曲線と初期吸着速度を測定した。O2分子の並進エネルギーが1.0eVで初期吸着速度が極大値を示し、2.3eVで再び急激に増大した。これは並進エネルギー効果によりNiOへのO2分子の活性化吸着が促進されたためと考えられる。
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© 2011 公益社団法人 日本表面科学会
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