表面科学学術講演会要旨集
第33回表面科学学術講演会
セッションID: 27P007
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11月27日(水)
共鳴光電子分光法を用いたFe2P(0001)面の電子状態分析
*石田 周平杉崎 裕一井上 有彩掛札 洋平枝元 一之
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キーワード: 電子状態
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抄録

Fe2P(0001)面の電子状態を共鳴光電子分光法で測定した。価電子帯スペクトルは0-4 eVのFe 3d-P 3p混成バンドと6-8 eVのサテライトピークから構成される。メインバンドの積分強度を光エネルギーに対してプロットすると、53 eV付近で極小となる。これはよく遮蔽された終状態を持つFe 3dの光電子放出に特有の現象であり、メインバンドがFe成分を含むことを示唆する。

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© 2013 公益社団法人 日本表面科学会
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