抄録
糖化によって体内で生成するAGEsは、加齢性疾患に関与していることが明らかとなっており、AGEsの生成を抑制する機能性食品が数多く開発されている。機能性食品のAGEs生成抑制作用評価法のうち、非蛍光性AGEs生成抑制作用評価は主にELISA法によって行われているが、高価な抗体を使用するため多検体の食品素材スクリーニングには向いていない。そこで本研究では非蛍光性AGEsのうちCML、CMAに着目し、多検体の食品素材スクリーニングを容易にするためにLC-MS/MSを用いたCML生成抑制作用評価法およびCMA生成抑制作用評価法について検討を行った。その結果、既知抗糖化化合物である塩酸アミノグアニジンに対して、LC-MS/MS法はELISA法と同等の結果を示すことが明らかとなった。