聖マリアンナ医科大学雑誌
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症例報告
耳輪部完全切断に対し耳介軟骨移植と後耳介皮弁で再建を行なった小児例
佐々木 絵里香 宮野 竜太朗梶川 明義
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2025 年 53 巻 1 号 p. 9-14

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抄録

耳介は整容的および機能的に重要な器官であり,外傷による欠損には適切な再建が求められる。今回われわれは,転落により耳介上部が完全に切断された11歳男児の一例を経験した。初期対応として切断部は縫合され,遊離複合組織移植として経過観察されたが,一部に壊死を認め,耳輪部の拘縮・変形を認めたため再建を要した。壊死組織をデブリードマンした後,耳甲介軟骨移植と後耳介皮弁を用いて再建を行った。術後7ヶ月で皮弁の全生着を確認し,3ヶ月後には耳輪の輪郭保持と機能的改善を認めた。耳輪部欠損に対する耳甲介軟骨移植と後耳介皮弁は,整容的にも侵襲の少ない有効な再建法の一つと考えられた。

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© 2025 聖マリアンナ医科大学医学会
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