神奈川県立がんセンター頭頸部外科
2018 年 31 巻 1 号 p. 83-89
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
近年の超音波診断装置の進歩による画質の向上により,口腔・咽頭領域においても探触子を所定の位置に当てるだけで,リアルタイムに舌や咽頭の動きを観察することができるようになった.3次元的な解剖学的構造の把握に加え,生理的運動や微細な血流も容易に観察できるため,異常像の検出も簡便になった.口腔・咽頭領域各部位の超音波診断の手技,および観察される超音波像の概要を示し,口腔・咽頭領域における悪性疾患診断のスクリーニングおよびプライマリケアとしての超音波診断活用法について解説した.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら