口腔・咽頭科
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小児の扁桃肥大による睡眠呼吸障害と睡眠時の成長ホルモン (GH) 分泌: 血中ソマトメジンCを利用した簡易法
千葉 伸太郎足川 哲夫徳永 雅一森山 寛林 成彦宮崎 日出海
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1997 年 9 巻 3 号 p. 443-451

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抄録

(目的) 小児の睡眠呼吸障害と睡眠時の成長ホルモン (GH) 分泌への影響について検討した.(対象と方法) 1995.7.1~1996.6.30にAdenotonsillectomyを行った患児のうち, いびきのエピソードを認めた24例に術前後で血中ソマトメジンC値を測定した.
(結果) 24例中15例で増加, 6例で不変, 3例で減少し, 全体で平均170.46±91.58ng/mlから222.0±114.29ng/mlへと有意に増加を認めた.(結論) アデノイド, 扁桃肥大によるいびきを伴う小児では睡眠呼吸障害のため深睡眠の出現が影響を受けGH分泌が減少し, 手術により睡眠呼吸障害が改善するとGH分泌が増加すると推察した.

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