洪水災害を軽減したり,適切な河道管理を行っていくにあたっては,河川地形やその影響を十分理解しておく必要がある。また,河川管理施設の調査・計画・設計・施工の際にも,河川地形について考慮しなければならない。しかしながら,マニュアルに従って検討するだけで,十分地形のことや現地の状況が配慮されていない事例が見られる。また,最近川そのものについて検討・考察している研究が少ないという残念な状況もある。そこで,河川地形について,マクロの視点,ミクロの視点,土砂特性,河床変動特性から見て,気を付けなければならない点について列挙した。これらの事柄は机上だけではなく,現地へ行って確認して初めて,生かされるものであるので,現場で又は洪水時に川を見る時に,是非注目して頂きたい。なお,河川地形は内容が多岐にわたるため,3回に分けて報告を行う予定である。