膵臓
Online ISSN : 1881-2805
Print ISSN : 0913-0071
ISSN-L : 0913-0071
症例報告
FDG-PETで膵全体に集積を認めた膵頭部限局性自己免疫性膵炎の1例
野田 育江山田 博康林 亮平原田 和歌子平本 智樹赤木 盛久渡辺 千之北本 幹也隅岡 正昭今川 勝
著者情報
ジャーナル フリー

2008 年 23 巻 2 号 p. 166-171

詳細
抄録
症例は50歳男性.体重減少,食後心窩部痛,背部痛を主訴に受診した.腹部US,腹部CTにおいて膵頭部に腫瘤を認め,ERCPでは膵頭部主膵管,同部の分枝膵管の狭細像を認めた.FDG-PETでは膵頭部の腫瘤のみならず,膵全体に均一な集積像を認めた.また血液検査では,高IgG血症,高IgG4血症を認め,自己免疫性膵炎と診断した.経過中,閉塞性黄疸を呈したためENBDを施行し,プレドニゾロンにて加療したところ膵頭部腫瘤は消失した.プレドニゾロン減量,中止後も再燃は認めていない.
著者関連情報
© 2008 日本膵臓学会
前の記事 次の記事
feedback
Top