膵臓
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特集 膵炎の基礎研究・病態解明
2.炎症性サイトカインの関与からみた慢性膵炎の病態
西田 淳史, 稲富 理, 安藤 朗
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2018 年 33 巻 4 号 p. 715-722

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抄録

慢性膵炎の特徴的な病理的所見は小葉間線維化であるが,膵星細胞とその活性型である筋線維芽細胞が線維化の中心的役割を果たしていることが知られている.膵の傷害や炎症が生じると,産生されたサイトカインやケモカインにより膵星細胞は活性化され,α-SMA陽性の筋線維芽細胞となる.筋線維芽細胞は,platelet-derived growth factorが筋線維芽細胞の増殖や遊走を,transforming growth factor-βは細胞外基質の産生を強力に刺激し,線維化を進展させる.さらに,筋線維芽細胞は,内因性のサイトカインやケモカインの刺激を受けて,自らも様々な炎症性メディエーターを産生し,膵の炎症持続と線維化に寄与していることが報告されている.本稿では,新規のサイトカインIL-36の筋線維芽細胞に対する機能を紹介し,膵線維化における炎症性サイトカインの関与について述べる.

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© 2018 日本膵臓学会
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