膵臓
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特集 膵癌早期診断のパラダイムシフト
膵癌早期診断を目指した病診連携を生かした取り組みの成果と今後の展開
清水 晃典津島 健花田 敬士
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キーワード: 病診連携, 膵癌早期診断
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2024 年 39 巻 4 号 p. 223-229

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抄録

近年,膵癌早期診断を目的とした病診連携を生かした地域医療圏での取り組みと,その成果が報告されている.尾道市医師会では2007年から中核施設と診療所が協働し,膵癌早期診断プロジェクトを展開している.膵癌診療ガイドラインに記載された危険因子を有する患者を中心に,診療所では積極的にUSを施行し,膵管拡張や膵嚢胞を認めた場合,中核施設へ腹部MRI,EUSを目的として紹介を行っている.経過観察例では中核施設と診療所が役割を分担して定期検査を行っている.結果Stage 0,I膵癌の診断数の増加,外科的切除率の改善,5年生存率の向上などの成果が現れている.病診連携を活用した膵癌早期診断の活動は国内50か所以上で開始されており,尾道地区と同様の成果が報告されている.膵癌早期診断の実現には,微小膵癌の臨床像,病理組織像,診断アルゴリズムの理解とともに,医師以外の他職種への啓発や連携,病診連携の構築が重要である.

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© 2024 日本膵臓学会
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