膵臓
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特集 慢性膵炎診療の現状と課題
慢性膵炎における膵癌サーベイランスの現状と課題
竹中 完工藤 正俊
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ジャーナル 認証あり

2026 年 41 巻 1 号 p. 40-48

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抄録

膵癌は本邦の主要ながん死因であり,慢性膵炎はその重要な危険因子である.しかし慢性炎症や線維化を背景とする膵では画像診断が困難であり,mass-forming pancreatitisや自己免疫性膵炎との鑑別など,多くの課題が存在するが,現状では慢性膵炎における膵癌サーベイランスに確立したものは存在しない.

本稿では,慢性膵炎における膵癌リスクの疫学と発癌メカニズム,各種ガイドラインにおける膵癌サーベイランスの位置付けに触れ,各種画像モダリティの役割について概説する.さらに,新規糖尿病の出現や急激な代謝悪化,遺伝性膵炎や生殖細胞系列変異などによるハイリスク群の抽出と,AI画像診断,リキッドバイオプシー,膵液分子診断といった次世代技術の可能性を論じ,慢性膵炎診療における個別化された膵癌サーベイランスのあり方について概説する.

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