日本塩学会誌
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硼酸硼砂のポリビニルアルコールに対する吸着および脱離
石橋 雅義江見 浩一長瀬 晋
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1957 年 11 巻 1 号 p. 44-50

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抄録
I.
(1) 硼酸をP.V.A.に吸着させる時には塩類の共存は余り影響しない.
(2) 熱水で難容性P.V.A.-硼酸複合物を処理して硼酸を脱離する時は, もしこの脱離操作を適当なところで中止すれば, もと吸着に使用したと同じ濃度の硼酸溶液が得られる.
II. 硼砂
(1) 硼砂のP.V.A.に対する吸着量は共存塩類によつて多少の差異がある.
(2) 難溶性P.V.A.-硼砂複合物を熱水の代りに酸で処理すると, 熱水によるよりもよく硼酸が脱離される.
III. P.V.A.による苦汁から硼酸の分離
(1) 難溶性のP.V.A.を充填した塔に人工苦汁を通ずると, それに硼砂丈が吸着される.
(2) その難溶性のP.V.A.-硼砂複合物を酸で処理すれば, 硼酸がもと人工苦汁中に含まれていたと同じ濃度の溶液として脱離される.
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