日本塩学会誌
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米国市販食料塩の理化学性について
山下 昭典福田 隆工藤 妙子林 順一
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1964 年 17 巻 5 号 p. 258-268

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抄録
米国製食料用塩の理化学性, すなわち, 色相, 粒子の形状, 粒径分布, 仮比重, 安息角, 吸湿ならびに溶解速度, および化学成分について試験した結果
1) それぞれの使用目的に適合した品質の食塩が製造されており, その理化学性は食塩にとより大きな相違が見られる.
2) 食卓用の塩は, きわめて良好な流動性を示した. その添加物としてはアルミン酸シリコナトリウムが使用されている.
3) わが国の市販塩に比し, 一般にカルシウム, マグネシウムらの夾雑塩量がきわめて少なく, したがつてその塩化ナトリウム含量は高い.
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