新しいキレート試薬を用いる溶媒抽出-フレーム原子吸光法による海水中の亜鉛の定量

李 鎮植; 上杉 勝弥; 永広 徹; 崔 遠馨; 金 度勳

doi:10.11457/swsj1965.50.344

李鎮植, 上杉勝弥, 永広徹, 崔遠馨, 金度勳

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ジャーナルフリー

1996 年 50 巻 5 号 p. 344-348

DOI https://doi.org/10.11457/swsj1965.50.344

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抄録

新しいキレート試薬を合成し, 溶媒抽出濃縮法を併用するフレーム原子吸光法による海水中の亜鉛の定量法を研究した. 海水中のμgl^-1レベル量の亜鉛を5-メチルチオヘン-2-アルデヒド-4-フェニル-3-チオセミカルバゾン (5-MAPT) 錯体としてジイソプチルケトン中に抽出したのち, 直接フレーム原子吸光法で定量した. 人工海水に添加された亜鉛は定量的に回収された. 本法を用いて海岸表面海水中の亜鉛を定量し5.6～22.9μgl^-1の結果が得られた.

責任著者(Corresponding author)

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