抄録
流動床ボイラ燃焼灰は水と混練することでエトリンガイト反応が起こり, 強固な塊状物になる. 筆者等はそれを路盤材として有効利用することを試みた. プロセスは灰の粒径を整えて, 計量, 水との混練, 成形, しばしの常温養生後60℃養生をほどこし, しかる後に破砕するという工程から成る. このため,(財) 石炭利用総合センターをオーガナイザーとして, 川崎重工業 (株) が基礎研究を担当し, 鳴門塩業 (株) が路盤材製造のパイロットプラント運転を担当し, 日本鋪道 (株) が製品の評価を担当するという分担で, プロジェクトチームを発足させた. 製造された路盤材製品は環境問題をクリヤし, アスファルト舗装要綱規格を満足し, 問題なく施工可能であり, 道路としての耐久性も実用的であることが証明された.