日本海水学会誌
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高濃度塩濃縮に関する一考察
山内 昭江原 亮吉田 章一郎
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2003 年 57 巻 2 号 p. 128-133

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抄録

電気透析法による海水濃縮において重要な因子である電気浸透係数と浸透係数 (ろ過係数, 水透過係数) を市販のイオン交換膜について基本的な単位系に基づき整理し, 相互に比較した. また実際の製塩時のデータを物理化学的な立場から再整理し, 電気透析系における主な因子間の相関性を調べた. そのうち電気浸透係数とカン水濃度との関係から, 飽和海水濃度を得るために必要な電気浸透係数が見積もられ, その値が膜の設計指針となり得るとして提唱した.

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