抄録
高度化する情報化時代を迎えるにあたり、これまで情報入力手段として普及していたバーコードでは限界にきていた。そこで、バーコードに変わる次世代のコードとしてQRコードを開発した。コードの開発では、画像認識技術を活用して読み取り性能を追究した。また、社会変化に伴う新しい市場ニーズに対応する為にQRコードを進化させてきた。普及については、QRコードをオープンにし、多くの企業に協力してもらい市場形成した。その結果、最初は業務効率と利便性を向上する用途で利用されていたが、今では人と情報を繋ぐコミュニケーションツールとしても使われ、世界中の人が利用するまでに普及した。