Synthesiology
Online ISSN : 1882-7365
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研究論文
スピントロニクス技術による不揮発エレクトロニクスの創成
- 究極のグリーンIT機器の実現に向けて -
湯浅 新治久保田 均福島 章雄薬師寺 啓長浜 太郎鈴木 義茂安藤 功兒
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2009 年 2 巻 3 号 p. 211-222

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抄録
不揮発エレクトロニクスによる究極のグリーンIT機器の実現を目指して、スピントロニクスの本格研究を行った。不揮発エレクトロニクスの中核となる大容量・高速・高信頼性の不揮発性メモリを実現するために、酸化マグネシウム(MgO)を用いた高性能の磁気抵抗素子とその量産技術を開発した。この技術を用いた超高密度ハードディスク(HDD)磁気ヘッドはすでに製品化され、現在究極の不揮発性メモリ「スピンRAM」の研究開発が精力的に進められている。
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© 2009 独立行政法人 産業技術総合研究所
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