慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究所(SDM)
2021 年 12 巻 2 号 p. 56-74
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生分解性作動油により建設機械の油圧システムに様々な不具合が生じた。油圧サブシステムの損傷については従来の要素解析手法を用いて原因解明と対策がなされたが、油圧システムの作動不良については複雑なシステムと生分解性作動油の独特の化学特性のため長く解明できていなかった。新たにシステムモデルを用いて総合的に解析することで、作動不良の原因推定が可能となり安価で効果的な対策案が導出できた。要素解析手法とこの総合解析手法との統合によりシステマティックな開発を可能にできる。
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