Synthesiology English edition
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論文のポイント
研究論文
  • —故障解析における要素解析手法とシステムモデルを用いた総合解析手法の統合事例—
    大川 聰, 尹 善吉, 日比谷 孟俊, 西村 秀和
    2021 年 12 巻 2 号 p. 56-74
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    生分解性作動油により建設機械の油圧システムに様々な不具合が生じた。油圧サブシステムの損傷については従来の要素解析手法を用いて原因解明と対策がなされたが、油圧システムの作動不良については複雑なシステムと生分解性作動油の独特の化学特性のため長く解明できていなかった。新たにシステムモデルを用いて総合的に解析することで、作動不良の原因推定が可能となり安価で効果的な対策案が導出できた。要素解析手法とこの総合解析手法との統合によりシステマティックな開発を可能にできる。
  • 永田 マリアポーシャ, 山下 健一
    2021 年 12 巻 2 号 p. 75-84
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    家畜の繁殖性改善は、畜産業の生産性向上による食糧供給の安定化とともに、地方の産業振興やバイオエコノミーとしての位置づけなど、幅広い意義を持つ。我々は、牛の繁殖性改善のため、手薄とされる精子側の研究に取り組んだ。研究開発の方向性は、ヒトの不妊治療にかかる報告を参考にして、健全性の高い精子は、運動性も高いという点に着目し、運動している精子を周囲の溶液に流れを生じさせて集合させるという技術を開発することで、初めて人工授精にそのまま使える数の精子の捕集を成功させ、実証試験で良好な受胎成績を得た。併せて、実証試験の中で、受胎に有利な精子の性質を、その泳ぎの形に関係があることを明らかにした。
  • 石井 寛崇, 井上 敏文
    2021 年 12 巻 2 号 p. 85-92
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    不凍タンパク質は氷結晶に吸着し、その成長を抑制する機能を有するユニークなタンパク質である。我々は氷結晶の粗大が冷凍食品の品質低下の原因となることから不凍タンパク質を応用することを目指し、大量精製法の開発と用途開発を進めていった。しかし、効果が期待できる冷凍食品が限定されることに加え、製造コストの課題が残った。その後、方針を変更し、社外への市場調査を実施したところ、新たな応用分野への広がりの可能性が見えてきた。利用者の要望に対応した製品の開発を進め、2016年に研究用不凍タンパク質試薬としての販売を開始した。現在、その製造販売を行いながら、各分野の課題解決に向けた取り組みを進めている。
  • 榎原 研正, HAGWOOD Charles R., COAKLEY Kevin J., 福嶋 信彦, WORACHOTEKAMJORN K ...
    2021 年 12 巻 2 号 p. 93-109
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
    エアロゾル粒子をその質量に応じて分級することができるエアロゾル粒子質量分析器(APM)を開発した。APMは分級後の粒子を計数する装置と組み合わせることにより、粒子質量分布の測定の目的で使用することができる。APMの開発によって、質量分析器や天秤といった従来の質量測定技術がカバーしない質量範囲の一部を測定できるようになった。また、エアロゾル粒子の密度、空孔率、フラクタル次元、質量濃度などエアロゾル粒子の様々な特性を評価する新しい技術の開発が進んだ。この論文では、エアロゾル粒子の質量測定の意義、APMと他のエアロゾル粒子分級装置との原理の違い、APMの製品化までの道のり等について、構成学の観点から述べる。
編集委員会
編集後記
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