Synthesiology English edition
Online ISSN : 1883-2318
Print ISSN : 1883-0978
ISSN-L : 1883-0978
研究論文
ヒューマノイドロボットのコンテンツ技術化に向けて
―クリエイターによる多様な表現の創出が可能な二足歩行ヒューマノイドロボットの実現―
中岡 慎一郎三浦 郁奈子森澤 光晴金広 文男金子 健二梶田 秀司横井 一仁
著者情報
ジャーナル フリー

2011 年 4 巻 2 号 p. 87-98

詳細
抄録

ヒューマノイドロボットは人間と同様に多様な振る舞いを表現する能力を秘めていることが大きな特徴であり、これをコンテンツ技術として利用することが期待できる。この利用法を実用的にするための技術的課題をロボットハードウエア、動作表現支援、音声表現支援、統合インタフェースの観点から考察し、それらの課題を解決する技術の開発と統合を行った。その結果人間にとても近い外観を有する二足歩行ヒューマノイドロボットHRP-4Cと、その動作をCGキャラクタと同様に振り付け可能な統合ソフトウエアChoreonoidを実現した。また、これらを用いたコンテンツ制作実験により、ヒューマノイドロボットのコンテンツ技術としての可能性を検証した。

著者関連情報
© 2011 独立行政法人 産業技術総合研究所
前の記事 次の記事
feedback
Top