大気汚染学会誌
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光化学スモッグの統計的予測モデルの開発と評価
岡本 眞一伊藤 政志林 正幸塩沢 清茂
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1985 年 20 巻 1 号 p. 33-39

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抄録
光化学スモヅグの発生を予測するために, オキシダント濃度の統計モデルを開発した。東京都内37測定室でのデータに基づく主成分分析結果より, 都内全域はほぼ1つのモデルで適用できることを明らかにした。次に2種類の予測モデルを開発し, その比較を行った。一つは判別関数であり, 他は重回帰式である。これらのモデル式中の係数は1982年度データに基づいて求められたものであり, 1981年度データにより検討した。全体としては重回帰モデルの予測精度が高いが, 高濃度日のみに注目しだ予測精度は判別モデルの方が良好であった。
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© 大気環境学会
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