大気汚染学会誌
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鹿島コンビナート地域におけるNO2濃度分布の稠密測定について
斎藤 幸一飯倉 善和内藤 正明村上 重信西条 達也
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1986 年 21 巻 6 号 p. 496-500

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抄録
鹿島コンビナート地域におけるNO2の空間変動と既存観測局の地域代表性をとらえる目的でフィルターバッチ法を用いた稠密調査を行った。対象期間は昭和6五年3月5日から3月7日までの2日間で, 約1kmメッシュ間隔に配置した143点の平均濃度は7.lppbであり, その標準偏差は3.5ppbであった。また, 主要道路近傍に配置されている既存観測局のいくつかにおいて周辺データとの差が大きい局があること等が認められた。なお, この調査結果と既存測定局データとの比較から簡易測定法の有効性も確認できた。
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