大気環境学会誌
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省エネ道路による温暖化防止案の基礎研究
井手 靖雄小林 恵三堀内 健司
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2008 年 43 巻 2 号 p. 92-99

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抄録
温暖化は世界的に最も懸念される環境問題の1つであり, この防止ためには, 車のCO2排出量は, 車の燃費向上等により削減されなければならない。4車線の順風道路が車の空力抵抗の減少となって, 省エネ道路となることが空気力学的に既に示されているので, 今回は, 新たな断面積のスカイトンネル (延長5kmの2区間) の3車線の順風道路について, 交通量2500台/h (大型車混入率20%) の場合の省エネ, 省燃費CO2削減を調査した。省エネ量約9GJ/h (省エネ率35%) で, 少なくとも省燃費量350L/h (省燃費率15%以上), ひいてはCO2削減量900kg/h (省CO2率15%以上) の結果が得られた。
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