胆道
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会長講演
胆道癌の診断-より早期に,より正確にを目ざして-
乾 和郎
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2009 年 23 巻 1 号 p. 27-34

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抄録
筆者自身が開発に携わった胆道癌の診断に関する研究の流れを解説した.1981年,PTCSにより術前に表層進展を診断できた症例を報告した.その後,ヘモグロビンインデックスにより内視鏡所見を数値化して客観的に診断できることを証明した.1989年にIDUSを,1997年に3次元IDUSを報告したが,胆管癌の進展度診断がより正確に行えるようになった.1980年代初め,PTCSの延長線上としてPTCCSを開発したが,患者への侵襲性とEUSなどの画像診断の進歩によりPTCCSを行う症例はほとんどなくなった.しかしながら,得られた知見は,経胆嚢管的内視鏡の基礎データになるものと思われる.1992年,内視鏡MRIという世界で初めての試みに参画できた.改良によって造影診断が可能となり,胆嚢壁の層構造が描出でき,EUSとの対比が行えるまでになった.2000年から行っている造影USは低侵襲的で高い診断能を有しており,今後の発展が期待される.以上のように,いろいろな検査法の開発に携わることができたが,胆道癌の早期診断はまだ不十分であり,さらなる努力が必要であると考えている.
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© 2009 日本胆道学会
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