胆道
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日本胆道学会認定指導医養成講座
胆道疾患に対するReduced Port Surgery
森 俊幸鈴木 裕杉山 政則
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2013 年 27 巻 1 号 p. 47-52

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抄録
要旨:単孔式胆摘術とは,従来離れた4カ所から挿入されていた標準的腹腔鏡下胆摘術のポートを臍部に集中させ,体壁損傷の減少による術式の低侵襲化をはかる試みである.単孔式胆摘術は1996年にNavarraによる第一報があるが,急速に広まってきたのは2008年頃からである.ポートを近接させることにより,ポート同志,器械やスコープの相互の干渉が問題となった.この解決のために種々の器機やテクニックが開発され,またアクセスデバイスも数社から供給されるようになった.Needlescopic Surgeryは細径の鉗子を用い体壁侵襲を軽減する試みであるが,単孔式手術と利点欠点が相補的であることが知られるようになり,両者を併用する試みがReduced Port Surgeryと呼ばれるようになった.単孔式胆摘術と従来法の比較では,手術創の整容性を除いて臨床的メリットが示されていない.単孔式手術には,NOTES deviceやRobotの応用も報告され,内視鏡外科手術の近未来はこれら多様な器機を用いるReduced Port Surgeryにあると考えられている.
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© 2013 日本胆道学会
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