胆道
Online ISSN : 1883-6879
Print ISSN : 0914-0077
ISSN-L : 0914-0077
原著
EST後に発症した胆道癌の検討
長谷部 修越知 泰英伊藤 哲也成本 壮一大月 聡明保坂 典子
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 27 巻 1 号 p. 70-80

詳細
抄録
要旨:EST後に発症した胆道癌6例について報告する.年齢は72歳~89歳,男性5例・女性1例,初回ESTの原疾患は総胆管結石5例・術後胆汁漏1例であり,胆嚢結石を合併していた5例中3例にEST後胆嚢摘出術が施行された.発生胆道癌は胆嚢癌3例・胆管癌2例・乳頭部癌+胆管癌1例であり,初回ESTから2年2カ月~6年6カ月後に発症していた.3例は根治切除術が施行されたが,2例は切除不能,1例は併存疾患のため非切除となった.経過観察中に総胆管結石再発1例,総胆管結石再発のない無石胆管炎3例,胆嚢管中断1例を認めた.EST後に無石胆管炎を発症した場合,胆道癌を念頭に置いた精査および経過観察をすることが重要と考えられた.
著者関連情報
© 2013 日本胆道学会
前の記事 次の記事
feedback
Top