胆道
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原著
胆道癌術後補助療法としてのgemcitabine投与法に関する検討
板倉 淳細村 直弘川井田 博充岡本 廣拳浅川 真巳鈴木 哲也鈴木 孝太山縣 然太朗
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2015 年 29 巻 5 号 p. 874-880

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抄録

目的:胆道癌術後補助化学療法における忍容性を考慮したgemcitabine(Gem)の投与法について検討した.対象・方法:stage II以上胆道癌切除例を無作為に標準群:Gem 3週連続投与1週休薬/4週と隔週群:Gem隔週投与/4週に割り付けし,主要評価項目:6コース完遂率,副次評価項目:3年全生存率,無病生存期間,有害事象について検討した.結果:Dose intensity(DI)は,標準群が有意に高く有害事象の発現も標準群で高い傾向を示したが,完遂率は標準群81.3%と隔週群71.4%,平均生存期間は標準群880±85日と隔週群906±42日,平均無病生存期間は標準群496±34日と隔週群447±37日で有意な差を認めなかった.考察:胆道癌に対するgemcitabine隔週投与法は術後補助療法の治療選択肢として考慮できる可能性が示唆された.

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© 2015 日本胆道学会
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