胆道
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症例報告
胆嚢管に主病変を認めたAdenomyomatous hyperplasiaの1切除例
青葉 太郎加藤 岳人平松 和洋夏目 誠治山口 直哉松原 浩
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2016 年 30 巻 1 号 p. 127-132

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抄録
症例は44歳男性.右季肋部痛と肝機能異常のため当院を受診した.血液検査は正常であったが,腹部造影CTにおいて胆嚢管から胆嚢頸部に造影効果を伴う腫瘤と胆嚢腫大を認めた.ERCPで胆嚢管の狭窄を認め,胆汁細胞診は疑陽性であったが生検では悪性所見は認めなかった.悪性疾患の否定は困難であったため,肝右葉尾状葉切除術,肝外胆管切除術を施行した.病理組織学的検査では胆嚢管に首座をおくadenomyomatous hyperplasiaと診断され,悪性所見は認めなかった.Adenomyomatous hyperplasiaは胃,胆嚢や十二指腸などでしばしば遭遇する疾患であるが,胆嚢管において発見されることは稀である.また,肝外胆管での報告例は散見されるが術前診断は困難である.悪性疾患の否定が困難な場合は,診断と治療を兼ねた拡大手術を施行せざるをえないため,症例の蓄積と更なる検討が必要と考えられる.
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© 2016 日本胆道学会
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