2019 年 33 巻 4 号 p. 705-712
近年,非切除胆管癌に対する局所療法として,内視鏡的ラジオ波焼灼療法(RFA)が報告されており,本邦でも専用のRFAプローブが使用可能となった.非切除胆管癌に対する内視鏡的RFAの初期治療成績について検討した.非切除胆管癌6例(肝門部領域胆管癌3例,遠位胆管癌3例)に対し,内視鏡的RFAを試み,全例で施行可能であった.有害事象は,遠位胆管に対し内視鏡的RFAを施行した1例で軽症膵炎を発症したが,保存的加療で速やかに改善した.平均観察期間125日で,内視鏡的RFAから胆道再閉塞までの期間は平均224日(胆道再閉塞3例),平均生存期間は225日(原病死2例)であった.非切除胆管癌に対する内視鏡的RFAは簡便で,比較的安全に施行可能であった.胆道再閉塞までの期間や生存期間については,症例を蓄積して,さらなる検討が必要である.