EUSには,Radial走査式とConvex走査式の2機種があり,いずれを用いても一通りの胆道観察が可能である.しかしながら,胆道の描出法は各々で異なり,得られる画像にも違いがある.Radial走査式では乳頭部近傍から肝門部領域まで胆管を長軸方向に観察することが可能だが,従来の肝門部は十分な観察ができないことも少なくない.一方,Convex走査式では,胆管の長軸観察はRadial走査式に比べて劣るが,肝門部の詳細な観察ができる.さらには,EUS下穿刺吸引生検も可能であり,近年では胆道病変に対する高い有用性が示されている.このような各々のEUS機種の利点と弱点をしっかりと理解し,基本的走査法に則った胆道観察を行うことで,より精度の高いEUS診断が可能となる.