胆道
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症例報告
仮性動脈瘤胆道穿破の2症例
山浦 正道福田 邦明森 健作廣瀬 優佐藤 雅志遠藤 壮登山田 武史長谷川 直之石毛 和紀兵頭 一之介溝上 裕士
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2019 年 33 巻 4 号 p. 768-776

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抄録

症例1:66歳女性.切除不能膵癌に対し化学療法施行中,下血を来し入院となった.造影CTにて胆道出血が疑われ,S状結腸に逸脱した胆管金属ステントを認めた.ERCPを施行するも,活動性出血は認められず経過観察とした.第8病日に吐血があり再度CTを施行すると,造影剤の胆道流出を伴う膵十二指腸動脈瘤を認め,動脈塞栓術にて止血した.症例2:67歳男性.門脈腫瘍栓を伴う肝癌に対し陽子線治療後,再発なく経過していたが,胆嚢炎を発症し入院となり,同日PTGBDを施行した.翌日,ドレーンより血性胆汁の流出を認め造影CTを施行したところ,右肝動脈瘤破裂と診断された.広範な門脈血栓を合併していたため動脈塞栓術は困難と判断し,冠動脈用ステントグラフトを留置し止血を得た.

異なる背景,機序により仮性動脈瘤胆道穿破を来した2症例を経験した.肝胆膵疾患治療の進歩と多様化に伴い,胆道出血は注意を要する合併症である.

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© 2019 日本胆道学会
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