2019 年 33 巻 5 号 p. 884-891
90歳男性.急性胆嚢炎で開腹胆嚢摘出術を施行し,術後に肝機能異常が遷延した.造影CTでは総胆管損傷が疑われ,加療目的で転院となった.PTBDによる胆管造影で完全離断型の胆管損症の診断となり,左肝管から右肝管にかけてPTBDチューブを留置した.ADLが改善した後に胆道再建術予定としたが,耐術できるほどの改善は認めなかった.内瘻化の必要性が生じたため,PTBDルートとEUS-BDを併用し,肝内胆管から胃内に内外瘻カテーテルを留置し,後日に金属ステントに交換した.
PTBD後にPTBDルートを活用したEUS-BDは,一つのドレナージ方法として有用である.