胆道
Online ISSN : 1883-6879
Print ISSN : 0914-0077
ISSN-L : 0914-0077
会長講演
胆道学に魅せられて―あたたかい医療―
植木 敏晴
著者情報
ジャーナル フリー

2021 年 35 巻 1 号 p. 5-11

詳細
抄録

当院では急性胆嚢炎は,軽症例の約50%,中等症例の約80%がPTGBD後に腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われていた.胆管ドレナージは,経乳頭的が90%,経皮的が9%,経乳頭的かつ経皮的が1%であった.胆道感染症ではグラム陰性桿菌検出症例の90%が胆汁中のエンドトキシン陽性であった.総胆管結石治療において99.8%が内視鏡治療で,内訳は経乳頭的が95%,経皮的が5%であった.外科治療は0.2%であった.経乳頭的治療のドレナージでは,EBSとENBDでドレナージ効果に有意差はなかった.EST後出血と膵炎に寄与する因子は,それぞれ高血圧と小切開のESTであった.抗血栓薬服用者に対するEST後出血の発症率は9%で,EST後出血に寄与する因子はESTの切開方向(11時方向)であった.経皮的治療では約80%がEHL後に結石除去を行った.累積の結石再発率は3年で14%であったが,全てPTCS下に結石を除去できた.

著者関連情報
© 2021 日本胆道学会
次の記事
feedback
Top