胆道
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胆道専門医講座 硬化性胆管炎―診断と治療の進歩―
第2回 原発性硬化性胆管炎に対する移植治療 原発性硬化性胆管炎に対する肝移植
赤松 延久
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2023 年 37 巻 2 号 p. 257-264

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抄録

非代償性肝硬変に至った原発性硬化性胆管炎(PSC)は肝移植が唯一の選択枝である.脳死肝移植においては,Child-Pugh C以上が適応とされ,生体肝移植ではChild B相当でも適応である.日本の肝移植においてPSC患者が占める割合は5%であり,2021年末までに372例のPSCに対する肝移植が実施された.PSCレシピエントの移植後1,5,10年生存率は84%,74%,60%であり,他の移植患者より有意に不良である.その主たる原因はグラフト肝へのPSC再発である.移植後25%の症例に再発をみとめ,再発を認めたレシピエントのグラフト生存率は10年で18%と極めて低い.再発に対する危険因子解析ではドナー年齢45歳以上(HR1.65 p=0.003)と1年時使用免疫抑制剤1剤以下(HR2.38 p=0.011)が独立因子であった.

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© 2023 日本胆道学会
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