胆道
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症例報告
治療困難な総胆管結石に対する電気水圧衝撃波結石破砕術後に重篤な胆管穿孔を来した1例
岩屋 博道飯高 正典井手 雄太郎山崎 晃裕奈良 博文吉永 英希船川 慶太林 知実小倉 芳人今給黎 和幸
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2024 年 38 巻 5 号 p. 743-749

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抄録

治療困難な総胆管結石に対して経口胆道鏡システム(SPY-DS II)による電気水圧衝撃波結石破砕療法(EHL)を施行後に,重篤な胆管穿孔を来して緊急手術を要した症例を経験したので報告する.症例は79歳男性.胆嚢結石摘出術と複数回の総胆管結石治療歴があり,巨大な積み上げ結石と胆管拡張を認めた.SPY-DS下にEHLを施行,胆管内を生理食塩水で潅流させたが,粉砕量が多いため視野確保に難渋した場面があった.粘膜損傷や残石が無いことをSPY-DSで確認して手技を終了した.翌日,腹痛と発熱があり,造影CTにて総胆管から肝十二指腸間膜へ及ぶ広範囲なfree airを認め緊急手術となった.総肝管にピンホール状の穿孔を認め,周囲胆管を含めて縫合し,Tチューブを留置した.その後は大きな合併症も無く軽快退院された.EHL関連の偶発症としては稀である胆管穿孔を経験したため文献的考察とともに報告する.

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