大阪医科大学一般・消化器外科
1999 年 13 巻 4 号 p. 344-348
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胆管と主膵管が別個に乳頭を形成していた胆道拡張症の1例を経験したので報告する.症例は,22歳,男性.2歳3カ月時,先天性胆道拡張症の診断のもと嚢腫空腸吻合を受けた.腹痛を主訴として来院.術前のCTにて肝門部から右肝管および左肝管に拡張した胆管を認めた.術中胆道造影にて胆管と膵管が別開口であると判明した.肝外胆管切除とRoux-en-Y法による胆道再建を行った.自験例は胆道拡張症の成因を考えるうえで興味ある症例である.
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