胆道
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胆道癌切除後PTBD瘻孔再発についての臨床病理学的検討
佐久間 康成栗原 克己大木 準俵藤 正信吉澤 浩次塚原 宗俊安田 寿彦永井 秀雄
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2000 年 14 巻 1 号 p. 59-64

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抄録
我々は胆道癌根治術後に,経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)瘻孔部に転移再発した症例を経験した.症例は5例で,4例に再切除が行われた.長期予後は良好とはいえなかったが,本例のような局所再発をみた場合,可及的に切除を行うことが望ましいと考えられた.初回治療時には,今後IDUS(胆道超音波内視鏡)による病変の評価,瘻孔内面への癌細胞の着床を予防するためのアルコール処理を,考慮に入れなければならない.
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© 日本胆道学会
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